ペットブームの影響で動物を飼うご家庭が増え、たくさんの人々がペットとの生活を楽しまれていることは、大変喜ばしいことです。
私たちペット業に関わる者にとっても、人間社会における動物たちの地位向上、安心で快適な共同生活に貢献できることはとても幸せなことだと思います。
しかし、その影で愛犬に対するしつけの問題があったり、ほんの一部の自分勝手な飼い主のために飼育放棄されて殺処分される犬や猫たちの存在があることも事実です。
そういった事態をできるだけ防げるよう、動物愛護の観点からも、今「ドッグトレーナー」の需要は高まってきていると感じます。
『ドッグトレーナー』とは、家庭犬訓練士とも称され、各ご家庭で飼われている愛犬のしつけや世話を請け負うお仕事です(職業犬訓練士とは別)。
犬のしつけには、様々なテクニックが必要です。また、飼い主の常識的思考や生活環境なども、犬に大きな影響を与えます。
問題行動の多い犬の大半は、しつけ方に問題があったり、可愛がられすぎに原因を有する場合が殆どです。
幼少時からうまくしつけられれば問題はないのですが、成犬ともなると、身体が大きかったり、性格の修正がままならなかったりと飼い主の手に負えないケースも出てきます。
そんな時、自宅に訪問して、或いはお預かりする形でオーナー(飼い主)さんの代わりにしつけを行うのがドッグトレーナーの仕事となります。
犬に関する専門知識と豊かな経験の両方が求められる責任の重い仕事ですが、大変やりがいのある、人気の職業でもあります。
クライアントの愛犬たちを大切な「家族」として愛情を持ってしつけを行う必要がありますので、「犬が大好き!」であることが大前提。
犬好きにしてみれば、いろんな犬種の犬たちと触れ合うことができる上、大好きな犬について学び、実践することがそのまま職業になるので、まさに夢のような職業ともいえるでしょう。
しかし、当然ながら、ただ楽しいだけの職業ではありません。
「好き」という気持ちはもちろん必要ですが、それだけでは務まらない大変な仕事でもあります。命在る大切な愛犬をお預かりする仕事ですから、それに伴う責任も発生します。
しかし、基本をしっかり身につけることで、自信を持って訓練に臨むことができます。
また、トレーナーは犬に対してのしつけだけでなく、飼い主であるクライアントの方々へのしつけ指導も行います。経験を積んだトレーナーの中には、しつけ教室を開いたり、養成講座の講師として活躍される方もいます。
飽和状態になりつつあるペットサービスの中でも、需要は永続的なものなので、将来性が特に高い職種であると言えるでしょう。