今では、もっとも一般的なペットとして多くのご家庭で愛されている犬たちですが、一体いつごろから、人間に飼われるようになったのでしょうか。
DNAの分析から、犬の祖先は狼だともジャッカルだとも言われていますが、どちらにせよ本来は野生の動物たちであることには変わりありません。
そんな彼らが、どういった経緯からか人間と生活を同じくするようになった時期は、石器時代から縄文時代という古い時代にまで遡ると言われています。
犬は、その嗅覚と知能の高さによって、私たちの祖先である人間の生活に大きな利益をもたらしました。
特に、狩猟が生活の基盤となっていた古代においては、犬の存在価値は多岐にわたり、活用されていたものと思われます。
では、何故、人間にとっての共生のパートナーは、犬でなくてはならなかったのでしょう。
それには、犬社会における独特のルールが関係していると考えられます。
もともと野生での生活を送っていた犬たちは、群れでの行動を主体とし、その中での個体同士の関係の優劣によって、捕食時などの優先順位を決める性質を持っています。
自分よりも優位な存在に従い、忠実に行動するという生活パターンが、人間との共生を可能にし、「エサを貰う」代わりに番犬や猟犬としての家畜的役割を担うと同時に、ごく親しい、家族のような地位を得るに至ったのです。
長い時代を経てなお、犬は人間社会と切っても切り離せない存在価値を保っています。
愛玩動物としてのみならず、警察犬や盲導犬など、社会における重要な役割をも果たす存在でもあり、他の動物とは一線を画した地位を、ますます向上させています。
また、最近では犬を初めとする動物との触れあいを通して、心身ともに癒されるアニマルセラピーなども流行しており、犬はただ「飼われる」だけの存在に留まらず、私たち人間の大きな支えとなりつつあります。
こうした歴史を踏まえて彼らの存在の重要性を再確認するとともに、その一つ一つの命の重さにも目を向け、よりよい関係を築き上げることが、私たちペット業者の担うべき役割だと考えます。
「家畜」から「家族」への転換期にある犬たちにとっても、よりよい社会を目指して頑張っていきましょう!